寒くなるにつれて、悩む人が増えるしもやけ。ひどいかゆみで日常生活に支障が出ることもある。私も数年ぶり、しもやけが足の指に出来た。
しもやけは、寒気にさらされ、血行が悪くなることで起きる皮膚病です。手足の指や足の裏、耳たぶ、鼻など、体の抹消部分に1~2センチ大の赤紫色の斑点ができ、温まると痛がゆくなります。たる柿型では、柿が熟すように患部がはれ、真ん中が崩れて血が出たりします。一方、多型滲出性紅斑型と呼ばれるものは、周りに赤みが広がりていきまずが、はれあがったりはしません。
しもやけになりやすいのは、一日の気温の差が激しい11月や1月2月です。朝の気温が5度くらいで、1日の温度差が10度くらいのときに起こりやすいといわれています。
寒くなると、体は熱を逃がさないよう血管を収縮させます。その後、動脈の方が静脈より早く拡張するために、血液が細い静脈に流れにくくなり、抹消の動脈と静脈のつながった部分から血漿成分がしみ出るなどし、周りの組織に炎症が起き、しもやけになるのです。
こたつやストーブで温まった直後にそのままで外に出ると、急激な温度変化によって、しもやけになりやすい。血行が悪くなるような窮屈な履物も原因となることがあります。持病があって血行がよくない人も要注意です。また、遺伝も関係していますので、親がしもやけの人は気をつけてください。
しもやけの治療は、皮膚科では、血行をよくしたり、炎症を抑えたりするような薬を内服や外用で処方します。かゆみ止めやビタミンEなどの末梢循環改善剤、血管強化剤、漢方薬を使うこともあります。赤外線の照射や温浴、マッサージなどは症状に合わせて試してもよいでしょう。
しもやけは、急な温度差でできるので、暖かい部屋から外に出る時には、外気に触れる部分を手袋や靴下、マフラーなどでしっかり保温しましょう。ぬれたままだと気化熱で皮膚の温度が下がります。手足を洗ったら水分をきちんとふき、汁をかいた後の靴下ははきかえるよう心掛けてください。マッサージも有効です。むやみにこするのではなく、心臓に向けてそっと行ってください。
自律神経を鍛えるため、手や足を40度のお湯と5度の水に交互に漬ける方法も試したらよいでしょう。食べ物は、ビタミンEを含むダイズやゴマ、胚芽米などをとるようにしてください。
しもやけだと思っていても、膠原病などの違う病気の可能性もあります。暖かくなっても症状が続くようてしたら、一度、皮膚科を受診しましょう。