暖かくなるにつれ、冬ごもりから覚めたダンゴムシを石の下や植木鉢の裏でよく見かけるようになります。体は堅い甲羅で覆われ、多くの環節があります。足は左右合わせて7対だから14本。危険を感じると、ボールのように丸くなり、コロコロと転がります。
この様子から、「マルムシ」と呼ぶ子どももいます。明治時代にユーラシア大陸からやってきた外来種で、昆虫ではありません。エビや力二の仲間です。
子どもたちの身近な人気者ですが、「植物を食べる」などと時として厄介者扱いにされ、駆除の対象にすらなっています。しかし、ミミズや微生物と同じように落ち葉やごみを食べ、土を肥やしてくれる、私たちにとって大切な存在であることも忘れてはいけません。
ダンゴムシには面白い習性があるんですよ。自分が前に進んでいるとき、Tの字の壁にぶつかると、「最初は左に次は右に」というように、多くの場合交互に曲かっていきます。「交替性転向反応」といい、科学の世界では、このような決まりを見つけ出すことも生態を知る大切な研究の一つとなるのです。